検索意図を読み取るハミングバードアップデート

Search被リンクの質やコンテンツの内容、クオリティに焦点をあてたペンギンアップデートやパンダアップデートは、いずれもWEBサイトが検索ユーザーにとって有益か否かの観点から、問題のあるページやサイトの検索結果を下げたりペナルティ違反でインデックス対照から排除することを指向するものでした。ガイドライン違反や、検索ユーザーにとって有害な事象をもたらす可能性のあるWEBサイトなどが大手を振って歩けないようにするように、制裁を課す点に重きがおかれていました。

これに対してハミングバードアップデートは、あくまで検索ユーザーにとっての直接の利便性を向上させることを目的にしており検索順位に対するSEO対策への影響は小さいものと見られています。ハミングバードアップデート導入前のGoogle検索はキーワードの意味合いを辞書で確認するように、キーワードに関連する情報を表示していました。これに対してハミングバードアップデート実施後のGoogleでは、キーワードそのものの語義だけでなく、そのようなキーワードを選択するにいたった検索ユーザーの検索意図までも性格に理解し、文脈の流れのなかで最適の検索結果が表示されるようになります。具体的には従来の辞書を参照するような検索スタイルから、会話型の検索意図を速い段階で正確に文脈に則して検索結果を表示してくれるので、検索結果内容が見当違いにならないことが期待されます。例えば”大阪駅近くのイタリアン”と検索クエリを入力すると、ハミングバードアップデート後の検索結果では、大阪駅近くのイタリアンの情報が表示されるはずです。つまり検索エンジンはユーザーが、オオサカ駅周辺のイタリアンレストランを探したい、との検索意図を速い段階から正確に理解し会話の中で真意を読み取るのと同等に、必要とする回答を的確に判断し検索結果に反映してくれるわけです。

ハミングバードアップデート導入前は、それぞれ大阪駅・近く・イタリアンなどの単語ごとに対応した検索結果が表示されるだけでした。しかしこういった辞書方の検索結果が必ずしも検索ユーザーが必要とする検索結果に結び付くことはなく、長い時間をかけて検索する必要があったわけです。ハミングバードアップデート後は検索意図を含めて判断されるので、ユーザビリティが大きく向上することになります。もっともユーザビリティを重視したアップデートなので、SEO対策上の影響は小さいものと考えられています。

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